小規模多機能型居宅介護のニーズ増で、転職するなら今?スキル・給料はあがる?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「小規模多機能型居宅介護のニーズ増で、転職するなら今?スキル・給料はあがる?」

小規模多機能型住宅介護は介護施設の中でも比較的歴史の浅いサービスです。
一般のデイケアやショートステイよりも比較的元気で、自立できる人が多いので、身体介助が少ないから楽だと思っていたら大間違い!

利用者により症状は様々
でケアの組み合わせも一人一人違いますし、介護度の高い利用者さんももちろんいます。
多機能型ゆえに特養やデイケアなどのように、一つのサービスだけというわけにはいきません。

家庭的な環境を作り、地域の住民との交流などあわせ支援や機能訓練を行うのは、他施設よりも意外に大変なんです。

小規模多機能型居宅介護で働く人は、事前に抱いていたイメージと、現場のギャップに驚くぞ。実態を解説しよう!

目次でわかる小規模多機能

小規模多機能型居宅介護はこれから増える仕事って本当?大変じゃない?

同じ職場のケアマネが『小規模多機能型居宅介護』がこれから主流になるって言っていたんだけど、
本当なの?
『小規模多機能型居宅介護』……って、なんか色々な施設の特徴が組み合わさったような施設っすよね?
今は比較的元気なお年寄りも多いし、入所する程ではないがリハビリや軽度の介護を必要とするお年寄りも多いからのう。

小規模多機能型住宅介護とは利用者が出来る限り自立した日常生活を過ごすことができるように、状況に応じて施設への通いを中心に短期宿泊や訪問介護を組み合わせるシステムです。

通所やショートステイ、自宅での支援を組み合わせて一人一人にあったオリジナルの介護ケアプランが組めるから、これからどんどん増えていくと予想されています。

在宅やショートなんかの担当が分かれてるなら楽そうだけど……
そんなに大変なのかしら?
漠然としたイメージで浮かぶ仕事内容と、実際の仕事内容のギャップが大きいのが小規模多機能型居宅介護じゃ……。
しっかりと吟味するんじゃよ!

そもそも「小規模多機能」って、どこまでやる施設なの?

小規模といっても利用者の人数はどれくらいなのか、疑問に思っている方も多いことでしょう。
実は小規模多機能型居宅介護施設は通所・宿泊・訪問の3つでそれぞれ定員数が異なるのです。

まずは、施設が受け入れ可能な利用者の人数を表にしてみたぞ!
利用者の登録定員 29名以内
通所 15名以内
宿泊 9名以内
訪問 都度対応
なるほどー。本当に規模の小さい施設なのね。
これならまだ対応楽そうだけど……。
甘いっすよ、カオリさん。

通所、宿泊、訪問介護全部含まれてるんすよ?
楽なわけないじゃないっすか!
いい所に気が付いたようじゃの。

小規模多機能型居宅介護施設はショートステイやデイサービス、訪問介護すべて揃っているので、利用者は他の介護サービスを契約する事ができません。

利用者は施設が1ヶ所で済むから楽ですが、小規模ゆえに、職員の人数は少なく設定されています。
つまり、対応するサービスが多い分、職員はあれもこれもと仕事が増える、というのが現実なんです。

ええっ!!
それって……もしかして介護職でもほとんどのサービス掛け持ちしなきゃいけないってこと?
そうなるっすね。
通所、宿泊、訪問介護の3つの仕事をこなすことになるみたいっすよ。
小規模多機能型居宅介護施設の利用者のメリットとして『1つの事業所で顔見知りの介護員に一通りの世話をしてもらえる』っていうのがあるからな!
まぁ、働く側も利用者さんの顔が覚えられていいけれど……小規模多機能って、想像以上にハードそうね……。

 1つの施設で複数サービス行う

小規模だと思って楽だと思ったら大間違い!

『小規模多機能型居宅介護』は1つの施設で「通所」「宿泊」「訪問介護」の3つのサービスを受ける事のできる施設
です。

そのため、介護職員は1人で複数サービスの掛け持ち対応をすることが多く、ハードな現場になります。

夜勤・宿直も、看取りもある。小規模だけどハードな仕事。

でっでも、やっぱり訪問介護とか、それぞれの資格なんかで役割分担するのよね?
まず、この表を見てくれ。
小規模多機能型居宅介護施設の必要職員人数をまとめてみた表だ。
配置職員 人数
代表者 兼務可能
管理職 兼務可能、常勤
訪問介護職員 常勤2名以上
介護職員 常勤3人以上
ケアマネ  ー
看護師・准看護師 1人以上

うっ……やっぱり利用者の人数が少ないから職員の最低人数もかなり少ないのね……。
この少人数で利用者の状況を朝から晩まで把握して介護しなきゃならないんだぞ!
宿泊利用者がいるから当然夜勤や宿直もあるんだ!

おおよその1日のスケジュールを表にしてみたぞ!
一日の流れ

 

うわー!!ハードすぎる……。
小規模多機能型居宅介護施設の基本は自宅の状態に極力合わせて、利用者の混乱を極力減らした状態で介護をすることだからのう。

できるだけ顔なじみの介護員が世話をすることで利用者も安心できるし、逆に職員が利用者のことをよく理解できる状況にあると言えるの。
宿泊者がいなくても利用者の夜間対応で宿直のある施設もあるみたいっすね。

あと、施設によっては終末期介護(ターミナルケア)に対応してるところもあるみたいっすよ。
……それって最悪看取りもあるってことよね。
苦手なのよね、看取り……。
それに普段から利用者のことについて知り尽くしている必要があるのう。

家での状況や普段飲んでいる薬のこと、病期のこと。
他の施設と比べると利用者に対して色々と気遣いも必要じゃよ。
デイサービスみたく全員同じプログラムじゃないからな~。

一人一人に合わせたプログラムを作る必要があるから覚えるのが大変だぞ

 夜勤・宿直当たり前!一人一人オリジナルのケア!

サービスの1つに宿泊があることから、宿泊している利用者の対応で夜勤は当然、宿直があることも。


当日宿泊利用者がいなくても、
施設利用者の夜間対応窓口として夜勤を置いている所もあります
宿泊中に体調が悪化することもあり、
終末期介護の利用者がいる場合などは看取りもあるのです。

また通所、宿泊、訪問介護3つのサービスを行っているため、利用者の自宅での状況や普段飲んでいる薬など細かなことまで把握せねばならず、他施設以上に利用者に対して気遣いを求められると言えます。
当然、一人一人ケアプランも異なるため、オリジナルのケアプランを作成・対応の必要があり、仕事は複雑です。

介護スキルアップしたいなら、実はオススメの職場!

車椅子会話
小規模っていうから楽かと思ったけど、全然そんなことないのね。
ものすごい大変なのが分かったわ……。
でも、大変だけどやりがいありそうっすね。
利用者のことをよく知ったうえでケアできるのもいいと思うっすよ。
そうじゃの。
利用者をよく知ることで、利用者が望んでいることや利用者の気持ちを知ることにもなるんじゃ。
できる限り利用者の希望に沿う介護や、利用者に満足のいく介護をしたいという人に向いているとも言えるの。
通所、宿泊、訪問介護の3つのサービスを経験することができるから実はスキルアップにもつながるんだぞ!

スキルアップを考えているなら小規模多機能型居宅介護施設はおすすめなんだ!

 スキルアップしたい人にはおすすめの施設!

デイケアやショート、特養などといったサービスと異なり、通所、宿泊、訪問介護3つのサービスを行う小規模多機能型居宅介護施設は、業務内容は激務ですが、実はスキルアップに向いている施設なんです。

一度に3つのサービス業務をこなし、利用者に寄り添い、利用者目線で必要なケアを考える必要があります。

他の施設よりも利用者のことを第一にオリジナルのケアプランを考えることで、介護についての知識や利用者の気持ちなどをより深く知ることができます。

実録:こんな施設ではもう働きたくない!体験談・口コミ

施設ごとの傾向はあるが、人間関係のヤバい施設やブラックな施設は、外から見てもわからない!

実際に小規模多機能型居宅介護で働いていた人たちの体験談を聞いてみよう!

体験談:小規模多機能を、甘く見ていました!

口コミアイコン
小規模多機能を、甘く見ていました! (30代 女性 介護職員)

以前はデイサービスで働いていましたが、スキルアップしたいと小規模多機能型居宅介護施設に転職しました。小規模ならそこまで大変じゃないと思っていたんですよ。
しかし、入所後にこの考えが甘かったことを思い知らされました。

デイサービスのように人の出入りが激しいわけではなく、顔なじみの利用者さんばかり。
それぞれの行動パターンや介護状況などを知るのにまず一苦労。そして夜勤や宿直が不安です。
一人夜勤の時に体調が悪くなる利用者さんもいて結構きついです。

入所してまだ日が浅いんですが、手のかかる利用者さんや、言われた通りの介護をしても文句を言ってくるような、ちょっと難癖つけてくる利用者さんの担当ばかりを、一人で任されてしまい滅入っています。
仕事だからと割り切っているものの、先輩から一気に押し付けられた感じで、結構精神的に辛いです。

今いる施設は通所、宿泊、訪問と全てこなさなければならないので、かなり体力がいると思います。
スキルアップにもなるけれど、小規模多機能型居宅介護の前にショートステイとかも体験しておいた方がよかったかなと後悔しています。
あー!わかる!
新人って結構手のかかる面倒な利用者押し付けられたリするわよね!!
(性格悪い職員多そうだなぁ、そういうとこ)そうなんっすか?
オレ今までそんなことなかったっすけど……?

でもそういう人の対応に慣れておくと、大抵の利用者さんの対応が凄く楽にできるようになりそうっすね!
先輩には「まだ入ったばかりで不安だからその利用者さんの時に同行して色々教えてほしい」って頼んだらどうだ?

もしかしたら利用者とコミュニケーションがうまく取れていないのかもな!
手のかかる利用者で嫌な気持ちもわかるけど、スキルアップのためと思って対応頑張れ!
ショートやデイを体験したほうが、まだいくらか勝手がわかったかもしれんの。

あまり無理なシフトを組まれて、気力・体力ともに落ちてしまわないよう気を付けるんじゃぞ!

体験談:ハードすぎて自分の時間が持てない! 

口コミアイコン
ハードすぎて自分の時間が持てない! (20代 男性 介護職員)

今まで特養で働いていましたが、なーんか自分が思っている介護と、施設の方向性があわないなーと、転職を決意。
ショートやデイなど色々な介護サービスを検討した後、小規模多機能型居宅介護がいま人手不足が深刻、しかもスキルアップにもなるって言うのを知人から聞いて、小規模多機能型居宅介護施設に転職しました。

給与的には、以前働いていた施設よりは若干上がったのですが、とにかくシフトが激務すぎて自分の時間が持てず、睡眠時間も少なくて過労ぎみです。
人手が足りないため、1人で抱える利用者の数も他施設と比べると多いんじゃないかな。
お昼食べてる暇もないくらいで、人数が少ないから必然的に夜勤や宿直、訪問介護の回数が多くなります。
夜勤が多くなるんで、体内時計も狂ってきてるみたいで辛いです。

一応訪問介護専門の人が1人いるんですけど、利用者の希望する時にすぐ動ける体制作らなきゃいけないから、1人じゃ足りないんですよね。

仕事内容を考えると、給料ちょっと安いんじゃないかとも思い始めています。
うわー!よくわかるっす!
今のオレのいる施設がまさに人手不足で夜勤回数やたらと多いから、気持ち凄いわかるっす!
夜勤減らすのは人手を増やすのもそうだけど、シフトがうまく組めてないっていうのもあるんじゃなかしら?
それもあるかもしれんのう。
ケアマネや他の職員と一度きちんと状況を話して、シフトの改善を考えたほうがいいかもしれんの。

ただし、職員の出入りが激しい所ならブラックかもしれんから気を付けるんじゃ。転職前にアドバイザーから情報仕入れるのが堅実じゃ。
給料は難しいところだよな。
給与金額につられて就職したら激務すぎて体壊したりすることもあるし、基本給が安い所でも色々な手当がついて総合的に高くなるって言う場合もあるし。

給料が良くても自分が思っている介護ができないなんてこともあるから、転職する時はよ~く考えたほうがいいぞ!

デイやグルホとどう違う?…小規模多機能型居宅介護徹底比較!

小規模多機能型居宅介護は、他の介護施設よりアリ?ナシ?
他の施設形態と比べてみよう!

訪問 VS 通所 VS 住居

 働きやすさは…

◎通所
〇訪問
△住居
やはり夜勤のない通所・訪問型の施設は、働きやすい!

平均継続勤務年数や離職率も、訪問型のほうが低かったりするんじゃ
小規模多機能型居宅介護は夜勤や宿直があるし、全てのサービスを兼任する必要があるから、デイやホームヘルパーよりは収入が高くなるわね。

でもやっぱり激務だし夜勤は年齢あがるとキツくなるわ~……

小規模多機能型居宅介護VSデイサービスVS デイケア

 お給料・待遇の良さは

◎デイケア
〇小規模多機能型居宅介護
〇デイサービス

平均年収でいうと、
・デイケア年収   :330万円
・デイサービス年収 :300万円
・小規模多機能型居宅介護:300万円
デイケアはリハビリを目的として通所する施設になるから、PT・OT・STなど専門職が活躍する現場になる分、収入は良くなる傾向があるんだ。

デイサービスや小規模多機能型居宅介護は主に生活介護支援や予防訓練などと言ったものが多い。介護職員など資格がなくても働くことができるため給料はデイケアよりは低くなる傾向にあるぞ。
専門資格があるならお給料で選ぶのも大事じゃが、介護業界幅広く見てスキルアップややりたいことができる施設を探すほうが継続できるじゃろう。

小規模多機能型居宅介護VSデイサービスVSグループホーム

働きやすさは…

〇デイサービス
〇 デイケア
△小規模多機能型住宅介護

デイサービス、デイケアともに昼間のみのサービスですが、小規模多機能型住宅介護は通所、宿泊、訪問とほぼ1日通しての介護が基本です。

この3つのサービスを掛け持ちでこなさなければなりません。

またデイサービスやデイケアと異なり、終末期の利用者もいる場合もあり、宿泊中に看取りをする場合もあります。

普段の仕事もハードじゃが、時と場合によっては看取りもせねばならんので、精神的な辛さを感じることもあるんじゃ。
そうか……体力、技術や人間関係の大変さだけじゃなくて、精神面も影響するんだね……。

結論:こんな規模多機能型住宅介護では働くべからず!

結局、小規模多機能型住宅介護は人手不足だったり夜勤が多い所は仕事がキツイってことなのかしら?
まぁそう焦るな。
入居率をあげた分従業員に還元したり、地域に根差した信頼できる家族経営の施設はある!

だから、転職するときの施設見学や、他の施設との見比べながらの転職活動が大事なんじゃよ。
ひとつ言えるのは、ハローワークだけで転職活動するのはやめた方がいい!

無料で求人が出せるから、ブラックな施設も混じっている。ハロワの職員が現場を見てるわけでもないので、求人票に書いてあることは信頼できん。

アドバイザーのついている求人サービスを使うのが、いい施設へ転職する一番の近道だ!
おおっ!!さっそく使ってみるわ!
アドバイザーは施設のことをよく知っているので、自分の要望に合った求人を紹介してくれる!

かいご畑スマイルSUPPORT介護マイナビ医療介護なんかをチェックしてみてくれ!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんな記事も読まれてます

特集一覧へ

おすすめ介護士職種シリーズ

職種シリーズ一覧へ

PAGE TOP