目次でわかるデイサービス
入居者の居室は4人程度の大部屋であることが主流。職員配置は入居者3名に対して職員1名となる。
入居者は1人1人の個室で生活をする。10名の入居者を1単位として職員配置をする。
プライバシーに配慮した個室中心の「ユニット型」は、時代の流れもあって人気、と思われるかもしれません。
しかし、空き待ちでなかなか入れないと言われてる特養のなかでも、空室が出やすいのがユニット型。
入居にかかる費用が高くなるため、お金がかかるユニット型は地域によっては人気がない場合もあるんです。
特養であれば、身体介助や支援内容などの仕事内容はほとんど変わりないです。
施設形態によって違うのは、職員1人に対しての負担の違いだけではありません。
従来型・ユニット型、それぞれのタイプで勤務する上でのメリットとデメリットがあるんです。
従来型 | メリット 他のスタッフと協力しながら勤務出来る一体感、安心感がある。 |
デメリット スタッフ間の連携がより求められ、個別のケアがしにくい。 |
配置の違い 入居者3名で職員1人以上配置。 【3:1配置】 |
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ユニット型 | メリット 1人1人のニーズに合わせたきめ細かい支援が可能。 |
デメリット ユニット単位で回しているため、勤務シフトがスムーズにいかない場合が多い。 例えば… ・希望休に合わせずらい ・夜勤では担当外のユニットを見る場合もあり、状況把握がしにくい |
配置の違い 従来型同様【3:1配置】だが、小規模施設では【1.3:1配置】が必要。 入居者60名に対して40名の職員が必要になることがある。 |
2001年以前の従来型施設も少なくなってきましたが、入居者の経済的事情もあり、まだまだ多いのが現状です。
とはいえ、ユニット型が増えてきた昨今、利用するほうからしたらいい環境になったかもしれません。しかし、勤務する身としてはこれからますます負担は増えることが予想されます。
従来型のほうが大変、と思ったら大間違い!
スタッフの数が多くシフト変化のあるユニット型だからこそ、状況が把握しにくいという働く側のデメリットがある。
必ずしも少人数のユニット型だからといって、楽というわけではないので注意。
起床介助にはじまり、食事介助(朝食・昼食・おやつ・夕食)、内服薬投与、口腔ケア、排泄援助、入浴介助、レクレーション、機能訓練、終身介助……利用者が生活の場である特養だから、一日中、休む暇はありません。
タイムスケジュールでみると介護時間はこれっぽっち…と思いきや、この身体介助を入居者何名に対しても行っています。
それに、夜間は1時間おきの巡回や体位交換をしたり排泄介助をしたりと、何かとせわしないのが特養なんです。
実践も研修も、特養では介護技術・知識を身に着けられるシーンが豊富!
利用者も、勤務スタッフも数が多いからこそ、得られる知見は他の施設とはちがうもの。
転職したときに、 「面接したスタッフの対応はよかったのに、入職したら印象が違った……」と感じることは多いでしょう。
そのカラクリは、面接をする時間帯は他のスタッフの迷惑にならない時間帯に設定していることが多く、他のスタッフの様子を見ることができないことがほとんど。「面接スタッフの印象」なんて、あてにはならないのです。
けれども、アドバイザー付きの転職サービスなら、アドバイザーが事前に施設訪問をしているため、ふだんのスタッフの勤務態度など裏事情も分かります。
また「おやつ介助をちょっとみせてもらえませんか」なんてお願いもエージェント通してだとOKもらいやすいのです。
アドバイザーからの裏情報にあわせ、施設見学でスタッフの様子チェックもしやすいのは安心ですよね。
日中の支援内容はレクをやったり、製作をやったり、どこの施設も同じように過ごしていることが多いでしょう。
介護度が高い利用者が多い特養や、認知症の人が入居するグループホームはデイと比べて身体介助が必要になる場合が多くなる傾向にあります。
特別な介助技術が必要になる特養や、認知症に対応する知識も必要になってくるので、仕事量も必然的に増えるのです。
何より気をつけたいのは、特養の内情がどうなっているかということでしょう!!
求人が頻繁に出ていたり、人員ギリギリだったり、離職率が高い施設には注意が必要です。
だから、転職するときの施設見学や、他の施設と見比べながらの転職活動が大事になります。