訪問介護事業所転職で給与下がる?仕事内容からブラック環境・人間関係を暴露

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「訪問介護事業所転職で給与下がる?仕事内容からブラック環境・人間関係を暴露」

ホームヘルパーの資格を取って転職するとなると、訪問介護事業所への転職となります。

訪問介護事業所(ヘルパーステーション)は介護施設とは異なり、ヘルパーなどの施設職員が利用者の自宅に訪問し、介護や援助サービスを行います。

職員側が利用者宅へ出向き、介護や援助をするのは、介護施設よりも楽だろうと思ったら大間違いです!

訪問介護事業所(ヘルパーステーション)は事業所はもちろん、地域によってさまざまな違いがあります訪問介護事業所(ヘルパーステーション)は訪問介護事業の中で最もよく利用されており、事業所の数が多いのも特徴の一つです。

一見、介護施設よりも楽そうに見える訪問介護事業所(ヘルパーステーション)ですが、実は意外大変なんです。

訪問介護事業所とは一体どんな所なのでしょうか。

 

訪問介護事業所(ヘルパーステーション)で働く人は、イメージと現場のギャップに驚く、実態を解説しよう!

目次タイトル

在宅介護の要!訪問介護事業所の仕事を大解剖

介護施設の仕事もいいけど、最近訪問介護の仕事に興味あるのよね。

一日施設の中っていうわけじゃなく、利用者の家に行くっていうので移動で息抜きできそうだし、色々楽しそうよね。
甘いっすよ、カオリさん!

利用者宅ってことは、介護施設と違って色々と勝手が違うから、逆に介護しにくかったりするっすよ!
利用者宅への移動時間が思いのほか負担になることもあるからのう。
それに介護施設と違って、ヘルパーの資格が必須なんじゃよ。
そんなに訪問介護事業って大変なの?
でも訪問介護事業所は今一番多いサービスなんだ!
これからも需要の高いサービスだと思うぞ!
漠然としたイメージで浮かぶ仕事内容と、実際の仕事内容のギャップが大きいのが訪問介護事業所じゃ……。

しっかりと吟味するんじゃよ!

訪問介護事業所って、何しているの?

ところで、訪問介護事業所は個人宅でどこまでのサービスを提供しているの?
訪問介護事業所のサービス内容は大きく分けて生活援助と身体介護の2つある。

サービス内容について簡単にまとめてみたから見てくれ!

生活援助

掃除・洗濯・買い物代行や調理など日常生活で必要な援助。

身体介護

手浴などの部分浴も含む入浴介助・食事や更衣介助
口腔ケア・水分摂取・排泄介助やおむつ交換
清拭・移動介護など

※全て自宅で行うため、施設と比べると設備不足なことがあり、介護に工夫が求められます。

通院等の車の乗り降りの介護

ヘルパーが車を運転し、利用者を病院などへ連れて行きます。
移動や受診の手続き、介助がメインです。


訪問介護事業所の利用者は要介護度の高い人が多いです。
そのため身の回りのお世話の他に、掃除洗濯などの一般的な家事も含まれることが多いです。

施設ではなく個人宅なので介護には工夫が必要。
洗濯は利用者のもののみとなり、食事の用意なども含まれています。

介護以外にも一通りの家事や車での送迎があるから施設より大変じゃよ。
介護施設にはない調理も含まれているのね。
……掃除・調理苦手なオレには無理っすね。
個人宅でのサービスだから介護施設よりも利用者からの苦情が多いみたいだぞ!

利用者宅での生活介助と身体介護が基本

訪問介護事業は利用者宅で生活介助や身体介護サービスを行います。
そのため、道具などは利用者宅のものを使うことになり、施設とは勝手が異なり、介護に工夫を凝らす必要がでてきます。

また要介護度の高い利用者に変わって、買い物や掃除洗濯などの家事を行うことも多いのがポイントです。

ヘルパーに向いてるタイプは施設と違う!

介護職員(ヘルパー)は1人で利用者宅へ向かい、家族や利用者の対応を行います。
そのため介護施設とは違い、一人で身体介護や生活介助・送迎などをこなせる必要があります。

施設とは違い利用者と1対1で向き合った介助ができるので信頼関係も強くなり、仕事に対して充実感を持つ人も多い傾向にあります。

基本的にはオールマイティに仕事をこなせ、家事の得意な女性に向いているといえるでしょう。

訪問介護事業所の仕事に家事もあるなんて、考えてなかったわ。
てっきり介護だけだと思ってた……。
オレもっす!
でも家事もってなると介護施設とは違ってやっぱり女性向きっすよね。
そうじゃの。調理に関しては栄養も関係してくるからのう。
調理方法もしっかりと把握している必要もあるしのう。
細かな気配りも大切じゃしな。
そういえば訪問介護って、ペアを組んで利用者宅に行くの?
基本は一人で単独行動だぞ!
一人で利用者宅に行って、家族や利用者の対応をするんだ。
だから一人で行動するのが好きな人にも向いてるな。
それなら施設みたく他の職員との人間関係のトラブルもあまりなさそうね。
でも全て一人でこなすから、責任は重大だぞ!

利用者宅でのケアは単独行動!

訪問介護事業所では利用者宅へヘルパーが1人で向かい、生活介助・身体介護や送迎などを行います。
そのため単独行動の好きな人で家事が得意な人に向いています。

また、単独行動なので他職員との人間関係のトラブルが少ないため、職場の人間関係で苦労したくないといった人にも向いていると言えます。

サービス責任者に向いている人は?

 

車椅子会話  
そういえば、訪問介護事業所ってヘルパーの仕事管理は誰が行っているの?
サービス提供責任者の資格を持っている人が管理している。
結構大変みたいだぞ。

業務内容をまとめてみたから、見てくれ!

サービス提供責任者の業務内容

・指定訪問介護の利用申し込み関係の調整
・利用者の状況を定期的に確認・把握する
・訪問介護員(ヘルパー)に具体的な援助の目的や内容を指示、利用者の状況を伝える
・訪問介護員(ヘルパー)の業務内容について、時間通りに終わっているかの確認など
・訪問介護員(ヘルパー)の希望や仕事スキルを把握し、仕事の調整をする
・利用者と担当訪問介護職員(ヘルパー)の状況を把握。必要なら計画の見直しを行い、計画の変更に対応する。
へぇ……管理者なだけあって、確認やとりまとめ仕事が多いんっすね。
介護職員(ヘルパー)だけでなく、利用者や家族とのやりとりもあるから、コミュニケーション能力の高い人に向いているな!
それに介護職員(ヘルパー)の取りまとめ役でもあるから、リーダーシップの高い人ほどこの職に向いているんじゃよ
皆を取りまとめて問題解決したときの達成感はすごそうね!

コミュニケーション能力・リーダーシップの高い人向き!

サービス提供責任者の仕事は利用者やその家族との連絡、介護職員(ヘルパー)の管理などがメインです。

そのためコミュニケーション能力が高い人やみんなを取りまとめることの得意なリーダーシップ能力の高い人に向いています。

実録:こんな訪問介護ではもう働きたくない!体験談・口コミ

人間関係のヤバイ施設やブラックな施設は外から見てもわからない!

実際に訪問介護で働いていた人達の体験談を聞いてみよう!

体験談:初日から先輩同行がありませんでした

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初日から先輩同行がなく色々不安です  (30代 女性 ヘルパー)

デイケアで働いていて、訪問介護の方が利用者と向き合った介護ができるのでは?と転職しました。

転職してから初の出勤日、てっきりしばらくは先輩が同行するものだと思っていたのですが、いきなり一人で行ってと言われて不安で仕方なかったです。

一番初めの利用者さんの家がちょっとわかりにくくて初日から時間に遅れてしまい、開口一番文句を言われひたすら謝りまくり。ちょっとクセのある方で色々とダメ出しされショックでしばらく気分が沈んでいました。

料理もその利用者さんは高血圧なのにもかかわらず、塩分の高い食事が大好きで、こちらが薄味の物を出すと文句を言われたり。

職場の人間関係はまずまずなんですが、利用者さんとの関係で悩んでいます。いっそ担当変えてもらおうかとまで思っているほどで、最近胃が痛いです。
うわぁ~……。
転職直後でも容赦なくいきなり一人で仕事って……
キツイわ。
土地勘あればいいけど、そうじゃなかったら利用者宅に行くのも大変っすね……。
料理の味とか掃除の仕方とか、利用者によってはこだわりがあったりするからのう。

施設にいるのと違って自宅だと他人の目がない分、言いたいことをはっきり言う人もいるから気づかいが必要になってくるんじゃ。
痴呆が入ってたりすると気分がコロコロ変わったりもするからな……。
ある意味、訪問介護の方が介護施設よりも大変かもな!

体験談:サ提責って結構つらいよ……

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サービス提供責任者って結構つらい  (30代 女性 サービス提供責任者)

デイサービスや特養で働いてそれなりに経験もあるからと、サービス提供責任者で訪問介護の仕事に転職しました。

取りまとめ役がメインだと思っていたんですが、意外に利用者さんとの関わりが多くてびっくり。しかも私のいる地域はどうもクセのある方が多いようで、結構精神的にキツイ思いをしています。

また、施設の介護職員の8割がパートや派遣職員なので、シフトの調整が結構厄介です。小さなお子さんのいる方が多いため、子どもの病気や幼稚園、学校などのイベントで穴が空いたときの調整にかなり苦労します。

パートや派遣が多いと、正社員じゃないから、という理由だけで結構生活介助が雑だったりする人もいるんですよね……。
当然、そういう人には利用者さんからも苦情がくるのでその対応でまた疲れます。

予想していた以上に精神的にキツイのでこれからどうしようかちょっと考え中です。
これは……意外ね。

介護職員(ヘルパー)だとあまり職場内での人間関係に困らないみたいだけど、サービス提供責任者側からしたら職場内での人間関係とか調整でストレス溜まるのね。
派遣やパートが多い所は今では普通じゃからなぁ……。

介護施設のように訪問介護も予算がないうえに人手不足だから正社員採用が難しいんじゃろうな。
利用者と職員との間で板挟み状態っすね……。
サービス提供責任者は対人能力やリーダーシップ能力が問われるから向き・不向きがはっきりする職業だぞ!

結局、訪問介護事業所は働きやすい?介護施設とどう違う?

訪問介護事業所は、他の介護施設よりアリ?ナシ?
他の施設形態と比べてみよう!

訪問VS通所VS住居

 働きやすさは…

〇通所
〇訪問
△住居(ショートステイ)
やはり夜勤のない通所・訪問型の施設は、働きやすい!

平均継続勤務年数や離職率も、訪問型のほうが低かったりするんじゃ
訪問介護事業所は一人で全てを行うから職場内の人間関係なんかで困ることはないけど、施設勤務より責任感があるわね。

でも職場内での人間関係のトラブルが少ないのはいいわ~。

施設VS訪問【シフト】

シフトのきつさは…

◎訪問
△施設
訪問介護の場合は1件あたり1~1時間半が一般的。
だからシフトの柔軟性に富んでいてパートならシフトが入れやすいんじゃよ。

ただスケジュールに空白時間ができやすいという点もある。
ただ、人手が足りなくて無理なスケジュールを入れられたせいで、移動時間がかかって時間に遅れてしまい利用者から苦情がくることもあるけどな……。
介護施設だと時間勤務はあるけれど時間の融通がきかないものね。
訪問介護は時間もきちんと決まっているのはうらやましいわ。

施設VS訪問【給料】

給料は…

◎施設
△訪問
訪問介護は一般的に時間ではなく1件単位での報酬になる。
空白時間が発生することなどを考えると、介護施設の方が稼ぎやすいんじゃよ。
パートならどちらでも扶養控除内ぎりぎりまでは働けるわね。

正社員前提なら介護施設のほうが主任や施設長になれる可能性があるからやっぱりお給料は高くなるわ。

結論:こんな訪問介護事業所に気を付けつつ、転職すればいい職場!

結局のところ……

訪問介護事業所は、派遣やパートの多いところや利用者からの苦情が多いところはNGってこと?
まぁそう焦るな。正社員の多い事業所や苦情の少ない施設はある!

だから、転職するときの施設見学や、他の施設との見比べながらの転職活動が大事なんじゃよ。
ひとつ言えるのは、ハローワークだけで転職活動するのはやめた方がいい!

無料で求人が出せるから、ブラックな施設も混じっている。ハロワの職員が現場を見てるわけでもないので、求人票に書いてあることは信頼できん。

アドバイザーのついている求人サービスを使うのが、いい施設へ転職する一番の近道だ!
おおっ!!さっそく使ってみるわ!
アドバイザーは施設のことをよく知っているので、自分の要望に合った求人を紹介してくれる!

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